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2017.05.21 Sunday

上野にて


 もう少し前の事になるが、G・Wに奥さんと上野に行った時に、通り過ぎた「アメ横」で撮った一枚を今日は掲載する。本来ならもっと賑わっていても良いアメ横、店員の表情が印象的だった。


気だるい午後


 写真について、自分は何枚かの写真を使って、その街をどう表現するのか、全体のストーリーやリズムを考える事に日頃腐心しているが、それは一枚で全てを語る様な写真を撮るのは難しいから、とも言える。この写真は、本当に通りすがりに一枚撮っただけなので、他には写真は存在しないのだけれど、一枚で自分が表現したい事が表現出来ている、珍しい?一枚だ。

 そういえば、最近は写真家の土門拳氏の本を読んでいる。言わずと知れた日本を代表する写真家であるが、成る程と思えることを言っていた。その一つが、「プロとアマチュアの決定的な違いは、プロは自信を持って写真を撮る」だ(勿論、氏が言っているプロというのは「一流のプロ」を指していると思うが)。これを見て、どういう意味なのかを想像してみたが、「プロには、他の人には撮れない、あるいは撮らない、自分だけのスタイルが確立出来ているから」なんだと思う。
 勿論、アマチュアでも自分のスタイルを確立する事に意味が無い訳ではないと思う。それは自信となるばかりではなく、自分が写真を撮る理由となり、結果としてより写真を楽しむ事に繋がるのだから。ただ、自分のスタイルを確立するには、数多くの試行錯誤、確立したつもりになっていた方法や考え方を、何度も壊さないと生まれないと思う。
 もう一つ、「写真を楽しみたいのなら、プロになってはいけない」旨の事も言っていた。何故なら、「プロは、自分が撮りたくない写真ばかり撮る羽目になる、お金のために」との事だ。どの分野にも通じる事だが、好きな事は仕事にしてはいけないのだ。それでも、氏の様な人は写真が大好きで仕方なくて、自分が撮りたい写真を世の中に認めさせるまで取り組んだ、類まれな人なんだろう。
 

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